このページでは『ともだちやもんな、ぼくら』の絵本を保育士目線で紹介します!読み聞かせの際のポイントも一緒にご紹介するので参考にしてみてください。
著者 | くすのき しげのり |
出版社 | えほんの杜 |
出版年月日 | 2011年5月17日 |
ページ数 | 全32ページ |
販売価格 | 1,320円(税込み) |
『ともだちやもんな、ぼくら』の簡単なあらすじ
夏の醍醐味、虫取りをする《ぼく》と《マナブ》と《ヒデトシ》の3人。カブトムシを見つけ3人で登った木は、いつも怒っていると有名な《カミナリじいさん》の家の木。
そうとは知らず、勝手に木に登ってしまった3人はカミナリじいさんに見つかり、怒られてしまいます。
急いで逃げ出した3人でしたが、ヒデトシが転んでカミナリじいさんにつかまってしまいました。それでもぼくとマナブはヒデトシをおいて走って逃げてしまいます。
カミナリじいさんからは逃げられたものの、ヒデトシのことが気になって頭から離れない2人。
このあと2人はどうするのでしょうか・・・
保育士からみたこの絵本のおすすめポイント!
この絵本では、友だちとはどういう存在なのか、どのような関係でいるべきなのか、ということを伝えることができます。友情という難しいテーマが、子どもの目線・リアルなシチュエーションで描かれているので、全く難しさを感じることなくスッと心に入ってきます。
怖いときのドキドキ感、勇気を出す前の緊張感、友だちを守るために正しいことをした爽快感など、絵と文章でとても上手に描かれているところもおすすめポイントです。
この絵本のおすすめ年齢層
この絵本は長めの絵本になるので、集中力がついてきた4,5歳さんにおすすめです。
5歳児さんでしたら話の内容もよく理解できると思います。
子どもの反応と読み聞かせのポイント
4,5歳児さんに読み聞かせを行ったところ、緊張した様子で終始聞いてくれていました。
登場人物になりきったつもりで感情をこめて読むことで、さらにハラハラ感を与えることができますし、抑揚をつけることで、カミナリじいさんのセリフが、まるで今自分たちが本当に言われているかのように生きてきます。
実際にカミナリじいさんが怒っている場面のセリフを読んだときは、「びっくりした~・・・!」と、驚いた様子の子が多いですね!それくらい、お話の世界に入り込んでいるということかと思います。
また、関西弁で書かれていますので、コテコテの関西弁で読んであげてください。子どもたちの気を引けること間違いなしです!
コメント